冬になると多くの人が使うストーブ。寒い季節には欠かせないアイテムですね。
一口にストーブといっても、その種類は様々で、電気ストーブやガスストーブ、石油ストーブなどがあります。
電気を必要としない石油ストーブ電源のないところでも活躍します。見た目はおしゃれでレトロなデザインのものもあり、インテリアとしても使えるストーブです。
今回はそんな、おしゃれな石油ストーブについてご紹介します。
石油ストーブとは
まず、石油ストーブいついて簡単にご紹介します。
先に書いたように、ストーブには電気式のもの、ガス式のもの、石油式(灯油)のものがあり、石油ストーブは灯油を燃料としているものを指します。
点火するために電気を使わずライターやマッチで点火できるので、コンセントを必要とせず、キャンプなど電気がない場面でも使うことができます。
石油ストーブは熱が上に行く特性があるので、上に物を置いて温めることもできます。よくやかんを置いてる光景を目にしますね。やかんに水分を入れとくと加湿器の役割もしてくれますので、乾燥の気になるときはそうすることで部屋の乾燥も防げます。
石油ストーブの種類
石油ストーブには「対流式」と「反射式」の2通りあり、設置するところによって使い分けられることがあります。
対流式
ストーブの中心に燃焼するところがあり、炎はその中で立ち上がります。ストーブ全体に熱が放射され、空気の熱による上昇を利用し部屋全体を温める方式のものです。
反射板を使用しないため、炎が燃えているところが見えるようになっているものが多い。デザインもレトロでおしゃれな為、インテリアとしても使えます。また、ものによっては光源としても活用可能です。
反射式
熱源から上に向かって金属がまかれており、その輻射熱を後方の反射板を利用し前方向を温める方式のものです。対流式と比べ、ストーブ全面が暖まりやすい反面、部屋全体での効果は対流式に劣ります。
輻射熱を出す金属が熱源から上に向かってまかれているので、熱源は見えないようになっているものが多い。デザインは昭和レトロなものが多く、誰もが一度は見たことあるのではないでしょうか。
おすすめのストーブ
アラジン ブルーフレームヒーター
90年前のデザインを残すレトロでおしゃれな石油ストーブ。「ブルーフレーム」の名の通り、青い炎を放つストーブです。この青い炎は完全燃焼を意味し、石油ストーブ特有の燃焼中の臭いが少なく、煤も出にくくなっています。また、これは消火時にも臭いの発生を抑える効果もあります。
デザインはどこか懐かしい親しみのあるデザインをしており、和室や洋室など、どこにおいても違和感を感じさせません。点火方法に直接芯に着火する方法を採用していますので、余計なつまみがなく、すっきりとしたデザインなのも特徴。
ブルーフレームは意外とコンパクトなので、インテリアの1つとしておしゃれな空間の演出に一役買うでしょう。また、キャンプなど外へ持ち出す際も便利なストーブとなりそうです。
製品スペック
出力 | 2.68kw |
寸法(高さ×幅×奥行) | 551×388×405 mm |
重量 | 8.5kg |
タンク容量 | 4.1L |
燃焼持続時間 | 15時間 |
使用燃料 | 灯油 |
燃料消費量 | 0.26l/h |
トヨトミ レインボーストーブ
昭和24年創業、愛知の老舗暖房器具メーカーのトヨトミが作るレインボーストーブ。レインボーの名前が付くように、七色の炎が特徴。この七色はガラスの反射を利用する仕組みとなっています。
このレインボーストーブもレトロでおしゃれな見た目をしており、インテリアとしても重宝します。室内での使用時は7~9畳くらいが目安。
点火方法はつまみを回すだけの電子点火を採用しており、安全で簡単に着火することが可能です。対流式のストーブで電子点火を採用しているのはトヨトミのストーブだけなので、直接着火するのが手間な場合はトヨトミのストーブがおすすめ。
製品スペック
出力 | 2.5kw |
寸法(高さ×幅×奥行) | 485.7×388×388 mm |
重量 | 6.2kg |
タンク容量 | 4.9L |
燃焼持続時間 | 20時間 |
使用燃料 | 灯油 |
燃料消費量 | 0.243l/h |
アルパカ ストーブコンパクト
キャンプをやる人の間では言わずと知れた韓国製のストーブ。韓国製というところが気になるかもしれませんが、ストーブとしての機能は問題なし。出力が日本メーカーのストーブより高いので、温かさでは分があると思います。
デザインはシンプルで、どこか懐かしさを感じるようなデザインをしています。
アルパカストーブは燃焼筒に鉄板がついているので、対流型のストーブながら放射熱を感じやすく、ストーブの周りも暖まるようになっています。
新型のアルパカストーブでは緊急消火装置がついていたり、パッキンが強化されていたりと着実にバージョンアップが図られています。
また、このアルパカストーブは価格が安いのも魅力の一つです。
製品スペック
出力 | 3.0kw |
寸法(高さ×幅×奥行) | 405×350×350 mm |
重量 | 6.6kg |
タンク容量 | 3.7L |
燃焼持続時間 | 10時間 |
使用燃料 | 灯油 |
燃料消費量 | 0.293l/h |
ニッセン ゴールドフレーム
日本船燈株式会社が販売していたストーブ。船舶用の明かりを作る会社で、明治6年に油用航海灯を作りました。現在では航海灯は電気式ですが、当時よりある技術をストーブとして生かしたのがゴールドフレームという製品です。
見た目はランタンを思わせるシンプルなデザインをしていて、部屋においても自然とマッチするでしょう。燃焼筒がガラスのため、燃焼中の炎が見え、落ち着いた雰囲気を演出してくれます。炎の色はオレンジ色のため、光源としても活用でき、電気を消すと趣ある空間となります。
本体は真鍮でできており、使うほどに味わい深くなります。本体の価格が高いところが気になりますが、各部パーツも販売されているので、いつまでも使用できるストーブです。
現在は生産終了しており、入手についてはオークションやメルカリといったところから購入するしかないですが、このデザインはゴールドフレームならではのものなので、是非とも入手したいところです。
製品スペック
出力 | 2.68kw |
寸法(高さ×幅×奥行) | 525×400×400 mm |
重量 | 6.2kg |
タンク容量 | 3L |
燃焼持続時間 | 11時間 |
使用燃料 | 灯油 |
燃料消費量 | 0.261l/h |
まとめ
キャンプにもインテリアにも使える石油ストーブの紹介でした。
冬になると毎日使うストーブ。今回紹介したストーブは使い方に癖があるものもあります。少し手間かもしれませんが、そういった手間があると一層愛着がわくと思います。ストーブもインテリアと考え、少し凝ったものを使ってみるのもいいですね。