冬になると活躍する加湿機。私も今季から導入しました。というのも、乾燥肌が気になってきたから。
年齢なのか、最近はとにかく痒い。朝起きたら知らない間に血だらけなんてことも。とゆうわけで、藁にも縋る思いで加湿機を使うことにした。
使ってる加湿機
今使ってる加湿器はシャープのHV-R50CX。かなり前のモデルになると思うのだが、家にしまってあったので今回はこれを使用している。特に最新モデルとかでもないので、一般的なハイブリッド式加湿機として考えてもらえれば幸いです。
加湿器には加湿方法の違いによってさまざまな製品があるのだが、このHV-R50CXはハイブリッド式という加湿方法を採用しているものである。
特徴としては、ヒーターで温めた風が水が染み込んだフィルターを介して出てくるもの。スチーム式と気化式のいいとこ取りをしたようなタイプのもの。
とりあえず今回、使うにあたってフィルターを新品に交換した。Amazonで2,000円くらい。
部屋の温度は大体20℃前後、湿度は50%くらいを保っている状態の感想となる。
加湿するメリット
今回、乾燥肌の対策として加湿器を導入してみたが、加湿器を導入するメリットは他にもある。加湿器を導入することのメリットはこれ
- 肌や髪の乾燥対策
- 体感温度の上昇
- ウィルス対策
- 静電気予防
肌や髪の乾燥対策
加湿器を導入した一番の理由。肌は湿度40%を下回ると乾燥を感じ始めるらしい。なので40%以上を保つことが大事。
美容に気を使う場合は60%がいいらしい。ただ、この60%を上回ると今度は加湿のしすぎでカビが発生しやすくなるので、60%を維持するには湿度維持機能のある加湿器が必須だろう。
体感温度の上昇
これは今回やってみて一番感じたところ。夏にむし暑いと感じるあれ。
むし暑いほど加湿するのは加湿しすぎかもしれないが、湿度50%くらいならむしろ快適な範囲。
加湿すると体感温度で数度の差があるらしい。そうなれば、暖房の設定温度も下げられるから暖房の電気代も抑えられるといったメリットがある。
ウィルス対策
加湿することでウィルスが減少するわけではないが、加湿をするとウィルスの滞空時間が大幅に短くなる。滞空時間が短ければその分吸い込むリスクも減り、風邪などに感染しづらくなる。
ウィルスは湿度30%以下になると、約30分のも空気中を漂うそうだ。この時間を短くすることも予防につながる。
静電気予防
冬になるとよく起こる静電気。加湿をすることで静電気も予防できる。
これは空気中の水分に体の電気が吸収されるからだそう。夏に静電気を感じる機会は少ないが冬になると頻繁に感じるのは冬の空気が乾燥しているのが原因の1つでもある。
実際感じた効果・メリット
使用環境
私の場合、大体湿度50%を保つようにした。気温は20度前後になるように暖房を使用し気温も一定に保つようにした。
というのも、よく目にする湿度の%(パーセント)表示は相対湿度というものを元にしているらしく、気温に左右される数値なので気温の管理も必須となるから。
簡単に説明すると、気温によって空気中に含むことのできる水分量(飽和水蒸気量)が違い、気温が高いほうが多くの水分を含むことができる。この気温ごとに含むことができる限界値(絶対湿度)を100%とした時の%表示がよくみる湿度何%というものなんだ。
なので、気温が10度の時の湿度50%と気温が20度の時の湿度50%では空気中の水分量に違いがあり、同じ湿度の場合、気温が高いほうが潤っているということ。
夏と冬で同じ湿度の場合でもじめじめ具合が違うのはこのためでもある。
なんで今回気温を20度前後に設定したかというと、快適に過ごせる気温だったから。もっと上げたほうが湿度的にはいいかもしれないけど、冬に暑い思いはしたくない。長袖で快適に過ごせる気温が20度くらいだったということ。
肌の調子がよくなった
加湿器を使い始めてから肌の調子は少し良くなった。とゆうより、保湿の持ちが良くなった。
痒みについてはなくなった訳ではないが、以前より痒い箇所は減ったし、明らかなのはささくれが減った。
家にいる時間だけでもかゆみから解放されるのは嬉しい。特に夜に痒みが減ったのは最高。
これだけでも加湿器をおすすめしたいくらい。
朝の喉の痛みがほぼなくなる
冬になると感じる喉の痛み。寒いからと暖房をつけたまま寝た日の翌朝後悔したことは何回あっただろうか。
加湿器があると、この喉の痛みから解放されるから気兼ねなく暖房をつけたまま寝ることができる。暖房は意外とつけたままにしておいたほうが電気代的にもメリットがあるし空気の取り込める水分量も増加するから加湿する時はつけたままの方がいい。
喉の痛みはウィルスなどにも感染しやすくなるので、風邪やインフルエンザの流行る冬にはあんまりいいことではない。こういった病気の予防にも加湿器は使えるのだ。
朝の寒さから解放される
冬の朝、寒くてなかなか布団から出られない経験をしたことがあるだろう。
加湿器があれば気兼ねなく暖房をつけたまま寝ることができる。これは電気代的にもメリットがあるし(2回目)なにより寒くない。
朝の起きてから部屋が暖かいと起きてすぐ活動的になれるし、支度もすぐ終わる。朝の時間が有効に活用できるといったメリットも生まれる。
暖房の設定温度が下がった
加湿をすると体感温度が上昇すると先にも書いたが、これのおかげで暖房の設定温度が2度下がった。環境省によると暖房の設定温度を1度下げると10%の節約となるらしい。
加湿器の電気代なんて月でも数十円〜数百円なのでそんなに気にする必要はない。
ちなみに今回使用しているハイブリッド式加湿機の場合、1時間の使用当たり5.5円(強運転時)。電気代が高いスチーム式の加湿機については1時間当たり3〜7円となる。あんまり変わらない。
ちなみに気化式の加湿器の場合だと1時間あたりの電気代は0.1〜0.5円とかなり安い。電気代が気になるならこのタイプがおすすめ。
埃が舞いづらくなった
部屋の湿度を上げると、部屋内の埃が水分を吸収し重くなる。なので埃も舞いづらくなる。
飛散している埃はなかなか掃除できないが、床に落ちていれば掃除機などでも掃除ができるので、結果として部屋がきれいになる。
加湿器のデメリット
ここまで加湿器のメリットばかり書いてきたが、加湿器にもデメリットはある。今まで使ってこなかったのもデメリットがあったから。
加湿しすぎるとカビの原因となる
カビは湿度70%を超えると活発に繁殖する。なので加湿のしすぎはあまり良くない。
人間が快適に感じる湿度はだいたい40%〜60%と言われているので、そのくらいを目安に加湿するのがいい。
水の交換が手間
加湿機の面倒なところはここだろう。加湿器は水を入れないと加湿してくれない。
こればかりはどうにもならないが、数あるメリットのためにここは目を瞑りたいところ。
面倒だからといって1日以上同じ水を使うのはだめで、水は毎日交換しないと雑菌が繁殖する。
使わない時邪魔になる
加湿器は冬には大活躍でも、夏場などそもそもの湿度が高い時は使わない人がほとんど。こうなるとただただ邪魔ではある。
寝る時の音が気になる
夜寝る時静かにして寝ている人にとっては気になるかもしれないが、その場合は静音モードのついたものを選べばいい。結構静か。
加湿器は試す価値あり
もしあなたが同じように乾燥に悩んでいるのなら加湿器は絶対に試す価値あり。乾燥肌の原因はいろいろあるけれど、結局は肌の水分が足りない状態なので、その水分を逃しにくくする環境を整えるのも乾燥肌の改善の1つとなるから。
加湿機自体、メルカリなどで探せばかなりお値打ちに買えるし、最新のモデルにこだわる必要は全くない。試しに安いものを使ってみるのもあり。
それで良くなればもっといいものを買ってみてもいいし、ダメでも加湿器には多くのメリットがあるのであっても困らないと思う。