この度引っ越しをしたから、せっかくなのでQOL向上も兼ねてスマートホーム化してみようと思い、とりあえず鍵を自動化しようと「セサミ4」を買ってみた。
買う前にネットである程度調べたら、意外と使えそうだったので満を持しての購入。
何日か使ってみたので感想とメリット、デメリットについて紹介したい。
セサミ4
今回購入したのは「速い、超人的、更にお手頃に。」がキャッチコピーのセサミ4という商品。CANDY HOUSEという会社の製品だそう。すでに4代目の製品となっており、初代からかなりの進化を果たしている。
セサミ4でできること
- 専用アプリでの鍵の開閉、状態の確認
- QRコードで鍵をシェア
- 専用アプリにて履歴の確認
- NFCにも対応(別売)
- Apple Watchからも操作可能
- Amazon AlexaやGoogle Home、Siriにも対応
サイズ
幅57mm×全長92.7×高さ54.5 重さ136.2g
と手のひらに乗るサイズくらい。大きすぎず小さすぎず。
電池は550日と結構持つ。
価格
セサミ4については4,980円(CANDY HOUSEオンラインショップ)とかなりお値打ち。
昨年発売のセサミ3が5,800円とそれでもお値打ちだったが、さらに安くなっている。安いからといって、機能が落ちていることはなく、企業努力の賜物だろう。
ちなみにAmazonとかだと少し高い、もし買うならCANDY HOUSEのオンラインショプがおすすめ。
メリット
まず、なんといっても鍵を出さなくてもいい。スマホが鍵となり、Bluetoothの接続範囲内に入ると自動で鍵が開く。これはかなり便利。
次に、Bluetooth範囲内なら部屋にいながら鍵の開錠ができる。少し不用心な使い方だが、友達が来た時などに部屋にいながら鍵の開錠ができる。もし、よく遊びにくる友達とかなら、その友達に一時的に鍵を付与することも可能。必要無くなったらこちらから解除可能。
あと、鍵の閉め忘れがなくなる。セサミアプリ内で自動施錠を設定しておけば任意の時間経過後に自動的に鍵が閉まるように設定もできる。
別売りのWiFiモジュール を購入すれば外出先から家の鍵の開け閉めや鍵の状態の確認ができるようになる。このWiFiモジュールはあったほうがいい。詳しくは後述するが、そのままの使い方だと家の鍵の状態が確認できず不安な日中を過ごす羽目になるからだ。2,980円と案外お値打ちなのでセサミ4を買った際は一緒に買うことをお勧めする。
デメリット
デメリットは3つ。
まず、鍵の自動開錠の設定をしているとスマホの電池の減りがけっこう早い。iPhone13proだと朝から夕方まででバックグラウンドで20%ほど使用する。なので、1日外に出る予定があるときは設定の解除をしている。解除すればそこまで電池は消費しない。
次も自動開錠のことになるが、案外精度が悪い。GPSによって家に近づくと「開錠の準備ができています」と通知はくるのだが、その後扉の前に立ってからがちょっともたつく。その間に鍵で開けた方が早いくらいに。今では歩きながらWi-Fi経由で解除している。こっちの方が確実だし、スムーズ。だが、これには別売りのWi-Fiモジュールが必要。
3つ目は、たまに鍵が勝手に開くことがあること。これはGPSの精度によって、設定した範囲内から勝手に出てしまいその後戻ってきた時に発生する。「おかえりなさい」の通知と共に、Bluetoothの範囲内に入ると自動で鍵が開いてしまうのだ。(自動開錠設定時)
これは設定から自宅の範囲を広めに設定したら治ったが、それでもたまにGPSだけお出かけすることがありたまに開く。夜中とかに開けられると結構怖い。また、外出時に通知が来すぎて空いてるのか閉まっているのか不安になる。間違って開いていたなんてことにならない様にWi-Fiモジュールで確認できる環境は絶対に必要。
まとめ
正直なところ、まだ鍵の自動化は早い気がする。便利ではあるものの無くてもいいかなって感じ。
購入前は鍵の閉め忘れがなくなることにも魅力を感じていたが、自動化したことで余計不安な日々を過ごした時期もあったり、今回の物件に至ってはオートロックの解除に鍵を出したりと、結局、鍵を出す動作があるので、二度手間の様に感じることもある。
慣れてしまえば便利なとこもあると思うが、わざわざつける必要があるのかと言われるとないかも。QOLの向上は気分の問題だろう。
とはいったものの買ってしまったので、今後のセサミの製品に期待しつつ、私はこのまま使い続けようとは思う。